みなさん、こんにちは!薬剤師の佐藤です。
前回は週1回5分でも良いのでとにかく継続していくことをお話ししました。
今回はなぜ最初にやる気を出してはいけないのか?少しずつしないとけいけないのか?を補足説明します。理由をしっかり理解することは継続するモチベーションになりますので、少し掘り下げてお話ししたいと思います。
前回書くのを忘れたなと思った大前提があります。それは、当の本人が、本当は運動なんてしたくない!と心の底では思っているということです。
本当はやりたくないことを生涯に渡って継続していこうとすると、努力や頑張るだけでは限界があります。自然に継続できる状態=習慣化する必要があるわけです。それには、やり方があり、それに沿った方が成功確率は上がりますよ!と言いたいのです。
いや、そんなことはない!私は心の底から健康のために運動したいと思っている!と思う方もいると思います。でも、本当にそうであればすでに運動しているはずです。逆に運動しないと気持ち悪い、調子が出ない体になっているはずです。
習慣化するのは、歯磨きをするのと同じ感覚ですね。そんなのは誰でもできるし、運動と比べるのはおかしくない?と思うかもしれません。しかし、思い出してみてください、小さなお子さんはほぼ嫌がります。みなさんも覚えているのではないでしょうか?歯磨きをしなければ虫歯になり、後々苦しむことが明確なので、親も歯磨きをさせる意志が強固ですね。仮に言うことを聞かなかったら本人もすぐに虫歯で苦しむわけです。そうして継続させた結果、習慣化して、今度は歯磨きをしないと口の中に不快感がするようになっていくのです。
これは運動に限ったことではありません。本人がやりたくないことを継続する時は全て同じことです。最も重要で最初にやるべきは、効果を求めることではなくて、ずっと継続できるように習慣化させることです。1か月・1年やっただけでは長い人生から見たらあまり意味がありません。習慣化さえできれば勝ちです。だからこそ、最初のハードルは極限まで低くして、継続することを最大の目標にすることが結果的に1番の近道になります。
5分を一生継続できる人は6分でもできます。6分できるひとは10分もできます。10分できる人は・・・・と、30分できるようになっていきます。
継続は力なり!です。