みなさん、こんにちは!薬剤師の佐藤です。睡眠や高血圧のことで書いていたら1つ思い出したことがありました。
題名の通り、高血圧・夜間頻尿・睡眠には相関がありますので気を付けましょうというお話です。テレビ・雑誌・ネットのどこを見ても高血圧と言えば塩分!塩分!と言われています。その塩分が頻尿の大きな原因になります。
みなさん知っての通り尿ってしょっぱいですよね。実際に舐めたことある人は少ないと思いますが。尿は体の余分な塩分を排出する役割もあります。本来寝ている間は体を休めるために尿を作る量が極端に減ります。起きている時に8時間トイレに行かないことは非常に稀なはずです。しかし、高血圧≒塩分過多の方は起きている間に摂りすぎた余分な塩分を排泄できないまま就寝するので、寝ている間にも臓器が働いて尿を作るのです。それで夜間にトイレに行くことになります。そして夜中に起きてトイレに行っていたら熟睡する時間が減ることにもなりますので、ますます睡眠の質は低下します。
もちろん寝る前の食事、夕食が影響しやすいです。仮に朝食を食べ過ぎても起きている間に排泄する時間があります。昔から良いとされている朝昼はしっかり食べて、夜は軽めにする食べ方は理に適っていると思います。
私自身も夜中に起きてトイレに行くときは、夕食で何を食べたか考えるようにしています。だいたい寿司・焼肉・ラーメンであることが多いです。その度にやっぱり今日の食事は体に負担をかけてしまったな・・・と反省することができます。味付けの薄い料理ではまずなりません。
高血圧→頻尿→睡眠の質の低下は健康に大問題です。夜間頻尿は立派な体の危険信号です。日頃から意識をしましょう!