2回目は冷えないようにするために、具体的なおすすめの方法をお話しします。
前回お話しした飲み物ですが、飲むとしたら生姜湯が良いと思います。詳しい作用は色々あるようなのですが、昔から体を温める効果があり、風邪の予防にも良いとされています。難しい作用を理解することよりも、人々が長い年月をかけて経験則で得た知識は信用できます。しかし、飲みやすくするために砂糖でかなり甘くしてある等、余計なことをしている商品が散見されますので注意してください。
その他には、当たり前と言えば当たり前ですが、こたつに湯たんぽです。体を温めるには物理的に温かいものを体にくっつけて温めるのが一番効果的です。そして、湯船にしっかり浸かる。シャワーで済ませるのはご法度です。シャワーでは体の深部まで温まりません。お風呂から外に出た時に、寒いと感じたら体が温まってない証拠です。湯船の温度を上げて、長く浸かってください。
賛否あるので絶対とは言いませんが、電気毛布はあまりおすすめしないようにしています。やはり羽毛布団が一番です。特に冷える人は敷布団を保温性の高い、質の良い敷布団にしてください。熱は下から上に流れますので、冷気は下に溜まります。下の冷気を防ぎ、下から上がってくる熱気を逃がさないことが重要です。これは私の実体験ですが、敷布団を変えてから格段に温かくなりました。
なぜ電気毛布をおすすめしないかと言うと、電気が流れ磁場が発生するからです。整形外科や接骨院、肩こりに磁石などなど、磁場で体を治そうとする治療法があるのはご存知かと思います。しかし、治療に使えるということは体に何らかの影響を与えているわけですから、間違った使い方をすれば害にもなるということです。電気こたつくらいなら離れているし、一部分なのでまだ良いのかなと思いますが、全身に近い場所に磁場が発生し、長時間体にあたる電気毛布が良いのか自信がありません。害があると言っているのではなく、分からないので勧めていません。
冷えで一番困るのは寝るときだと思います。特に足が冷えると寝つきがかなり悪くなります。羽毛布団では冷えるということであれば、電気湯たんぽまでにしておく方が無難だと思っています。
それ以外の具体例は以前の体温と健康に書いてありますので参考にして下さい。冷えは万病の元です。春夏秋冬全ての季節で冷え対策をしっかり行うことが大切です。