突然ですが友達と呼べる人っていますか?
私は多分なのですが、友達と呼べる相手というのは現在1人もいないのではないかと思います。
なんて寂しいやつなんだと思いますよね?
でも私には本当に友達と呼べる人っていなくて、ではそれで寂しい人生を送っていますかと言われたら、間違いなくそんな事はないと自信を持って言えます。
なぜかと言うと、自分には同じ目的を目指す「仲間」がいるからです。
まず「友達」と「仲間」の定義の違いを自分の中で決めています。
友達というのは、なんの利害関係もなく、何か共通の目的や目標があるわけでもなく、ただただ一緒にいて楽しい相手、でしょうか。
仲間というのは、お互いの間に利害関係もあり持ちつ持たれつの関係で、それでいて同じ目的や目標に向かって一緒に向かっていく相手、だと思います。
一見すると友達の定義の方が良い印象があるように見えます。
ただよく考えてみると、社会に出て仕事をしたり、家庭を持って家族を守っていく事を考えると、ただ居心地が良いだけの友達と呼べる存在よりも仲間の方がずっと大切なんじゃないかと思うのです。
仕事も趣味も全然共通点もないけど、それでも一緒にいるという友達と呼べる相手が仮にいたとして、自分だったら多分その相手と話す内容も特にないし、なんのために一緒にいるのだろうと会うのが苦痛になり、むしろ居心地悪く感じてしまうのではないかと思います。
それとは逆に、仕事仲間と会えば仕事の話で盛り上がれます。
これからの自分の将来の希望や不安について語ります。
職場の不満や上司や部下への不満について愚痴を言います。
仕事以外でも競馬仲間と会えば馬券の話や強い馬の話で盛り上がります。
いつかwin5を当てたいとか、いつかは馬主になろうとか、妄想話にも花が咲きます。
とにかく何か共通の目的をもって集まっている集団で一緒にいるときの方がいい刺激を感じます。
過去のこのコラムでも書いた事があるような気がしますが、私が地元にいた学生時代に仲良くしていた友達で今も定期的に会っている人というのが1人もいません。
それはそれで寂しい事なのかもしれませんが、それはある意味しょうがないことなのだと割り切っています。
今の自分は今を生きるのに精一杯で、やりたいことがたくさんありすぎて、今の自分がやりたいことを叶えるために、共通の目的意識を持つ仲間以外と会う時間に意味を見出せず、むしろもったいないとすら思ってしまうのです。
もちろんずっと昔からの友達を大切にしているという方を否定しているつもりではありません。
そういう友達がいることはそれは本当に素晴らしい事だと思います。
全く共通点がないからこそ違う視点から聞く事ができるアドバイスや、ただ一緒にいる心地よさなどもあるのだと思います。
あくまでも私自身の考えを書いているだけなのでどう思ってもらっても構いませんが、ここまで書いてみて自分にはやはり目的意識を共有出来る仲間の存在の方が大切に出来るのではないかと改めて思うし、普段合わない人よりも、今目の前にいる今まさに自分と関わっている人を大切にする事に全力でいたいなと思いました。