お金の価値と仕事の価値
あまり好きではない方もいるかもしれませんが今回はお金の話をします。
ここに一万円札があるとします。
渋沢栄一でも福沢諭吉でも大丈夫です(もちろん聖徳太子でも)。
この一万円札の価値って、誰にとってもみんな全く同じ価値でしょうか?
一万円札なんだから一万円の価値でしかないのは誰でも同じだと思いますかもしれませんが、色んな側面から考えて実はそうではないのです。
まず一つとして、同じその一万円で出来ることがその人にとって違うということです。
わかりやすい例をあげてみます。
都会と田舎で物価が違うと感じた事はあるのではないでしょうか?
物価が違うという事は相対的にお金の価値が違うという事です。
物価が高い土地では一万円という額面の価値は低く、物価が安い土地でのお金の価値の方が同じ金額ならば相対的に高くなります(もちろん例外もあります)。
ここ最近円の価値が下がっているというという事はみなさんよく耳にするかと思いますがこれも同じ事です。
日本の外における日本円の価値が下がっています。
時代によっても違います。
同じ一万円という金額で30年前に買えるものと今現在買えるものを比べてみて下さい。
30年前に一万円で買えたものが今では同じ一万円では全く買えない事があります。
これも相対的にお金の価値が下がっているという事です。
お金の価値というのは相対的なものだと理解をしていただいたかと思いますが、他にも土地や時代が同じでもお金の価値が変わってくる部分があります。
それがタイトルにもあるようにお金と仕事の価値の違いによるものです。
例えばあなたが一万円を稼ぐために時給千円で10時間働いたとします。
ある人はびっしり10時間の間休む事なく体を動かし続けてクタクタになってようやく仕事を終えたとします。
またある人は居てくれるだけで昼寝しながらでもいいという内容の仕事を同じ時間したとします。
この場合どっちの一万円の方が価値が高いと感じますか?
この場合多くの人が前者の一万円の方が価値が高いと感じるのではないのかと思います。
ではなぜそう感じるのかともう一歩踏み込んで考えてみます。
それは前者の人が稼いだ一万円の方が後者の人よりも大変な思いをして得た一万円だからです。
でも、本当にそうでしょうか?
今自分が言いたいのは、大変な思いをして稼いだお金の方が価値がありますよ、ではないのです。
逆です。
ここで例として一万円のディナーを食べる事を考えてみます。
味や質や雰囲気すべて同じものを提供されているはずなのでその価値は誰にとっても同じです。
にも関わらず、実はそれを得るためにかけた労力が違うため、相対的にお金の価値がその人によって違うという事になります。
前置きが長くなりましたが、私は会社の代表者として自社の従業員にはより多くの価値を与えたいと常に思っています。
それは決してお給料やボーナスに代表される金額の面だけではなく、安心して仕事をする環境を作り出し、相対的に仕事の負担を軽くする事によって、従業員にとっての仕事の価値を上げる事も大切だと考えています。
ただ単に賃金を上げる事では得られない価値というものが必ずあります。
苦労して嫌な思いをしてまで得るお金は相対的に価値が大きく下がってしまう可能性があるという事を常に意識して、これからも会社と従業員がwin-winの関係になるように努めていきたいと思います。