先日ある業者さんから「書籍を発行しませんか?」というお話をいただきました。
その時には全く考えてもいなかった事だったため考えもせずにお断りしてしまったのですが、後々になって「書籍、面白そうだな」と生意気にも考えるようになりました。
そういうわけで今ほんとになんとなくではありますが文章を書き留めて、後々書籍として形に残してみようと企んでいたりします。
もちろん素人の書いた文章なので読むに堪えない出来になるのではないかというのは想像に容易いのですが、この「書く」という行為自体が、想像以上に自分という人間の考え方を整理して自分自身を理解するという事に役立つと思っています。
自分の思いを伝えるのに、どういう言い方をすると理解しやすいか?受け取り方によって違う意味に受け取られる文章になっていないか?嫌味のある言い方になっていないか?など、とにかく読み手である誰かの事を想像しながらでないと進んでいかないのです。
自分が常日頃気にかけている「相手の立場に立って考える」という事をより高い精度で行わないといい文章にならないと思いながら進めています。
友達同士や家族同士など身近な間柄の人との短いメール等のやりとりは問題なく行えても、自分の事をあまりよく知らない間柄の人に誤解なく自分を知ってもらう事が苦手な人って多いのではないかと思います。
そして誤解されるのが怖いから他人とのコミュニケーションを怖いと感じてしまう人もいるのではないかと思います。
かく言う自分もそうです。
近頃必ずしも自分でやらなければならないことというのがどんどん減ってきて、自分がやるべき事といえば、方向性を示したり理念を伝えたり漠然とした内容が多くを占めるようになってきたのですが、だからこそこればっかりはAIなどの技術がさらに発達したとしても自分で身につけるしかない部分だと思うので、自分の頭で考えて自分の言葉で文章を作り出すという行為はこれからも続けていく必要があるなと思ったりしています。