「フレイル」という言葉を聞いたことがありますか?フレイルとは、加齢により心身が衰えた状態のことを指し、放置すると生活の質の低下や合併症、介護が必要な状態につながる可能性があります。一方で、早期に対策を行えば健康な状態に戻ることも期待できるため、予防や早めの対応が大切です。
食事について
最近食べる量が減った、体重が落ちてきたと感じる方は、栄養不足の可能性があります。コンビニでも買えるサラダチキンや卵サンド、おにぎりなど、手軽にたんぱく質やエネルギーを補えるものがおすすめです。ただし、食べ過ぎには注意しましょう。食欲がない場合は、プリンや栄養補助ゼリー、ナッツ、甘酒などを取り入れるのも効果的です。無理なく続けられる食事を心がけましょう。
嚥下リハビリ
食事中にむせたり、薬が飲み込みにくいと感じる方は、口や喉の機能低下が原因かもしれません。
「パ・タ・カ・ラ」と発声するパタカラ体操や、「イー」と口を横に大きく広げる運動、ストローで水を吹くブローイングなどは、口や喉の筋肉を鍛えるのに役立ちます。また、おでこを手で押しながら飲み込む体操も効果的です。なお、薬の飲みにくさは剤形の変更で改善できることもあるため、気になる方は薬剤師にご相談ください。

椅子を使った運動
自宅で安全に行える運動として、椅子を使ったトレーニングがあります。椅子につかまって行うかかと上げは歩行の安定に役立ち、片足を後ろに上げる運動はお尻の筋力強化につながります。また、椅子からゆっくり立ち上がる動作を繰り返すことで、足全体の筋力を鍛えることができます。

無理のない範囲で日常に取り入れ、できることから続けていくことが、生活の質の維持に繋がります。