こんにちは、ながせ薬局にしぎふ店の薬剤師のKです。
先日、熊本で震度7の大きな地震が発生しました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、皆様の安全と一日も早い復興を深くお祈りいたします。近年は日本各地で地震や豪雨などの自然災害が相次いでいます。ここ東海地方も南海トラフ地震への備えは日ごろから注意喚起されておりますが、災害はいつ私たちの身に起こるかわかりません。
特に毎日お薬を飲んでいる方にとって、避難先などでお薬が途絶えることは大きなリスクです。
今回は、過去の震災の教訓からも重要性が浮き彫りになった「お薬の災害対策」について解説します。
1. 災害時に「お薬手帳」が命を救う
避難先や救護所では、自分が飲んでいるお薬の名前を正確に伝えるのは難しいものです。マイナンバーカードによるお薬情報の提供など、電子化が進んでおりますが災害時において停電など電源喪失があった場合、ネットワークによる情報供給は困難です。 お薬手帳があれば、医師や薬剤師が「どのお薬を、どれくらいの量」処方すべきか一目で判断でき、スムーズにいつものお薬を手配してもらえます。
- 対策:常にカバンに入れて持ち歩きましょう。
- ヒント:アプリによる「電子お薬手帳」の活用や、最新のページを写真に撮って保存しておくのも有効です。
2. 定期薬は「最低3日〜1週間分」の備蓄を
災害時は物流が止まり、薬局でお薬がすぐにもらえない可能性があります。
持病のお薬は「最低でも3日分、できれば1週間分」を常に手元にキープしておきましょう。
賢く蓄える「ローリングストック」
- 早めに受診する:お薬が無くなる数日前〜1週間前に病院を受診します。
- 常に「余り」を作る:手元に数日〜1週間分のストックがある状態を維持します。
- 古い薬から飲む:新しくもらったお薬は保管し、古いお薬から順に消費します。
この方法なら、お薬の期限を切らすことなく、常に最新の状態で備蓄できます。
避難時の持ち出しチェックリスト
防災リュックなど、すぐに持ち出せる場所にまとめておきましょう。
- 定期薬(3日〜1週間分)
- お薬手帳(またはスマホの画面スクショ)
- 市販の常備薬(痛み止め、胃腸薬など)
まとめ
まずは今日から、「お薬手帳をカバンに入れること」、そして次回の受診は「少し早めに行くこと」から始めてみませんか?
お薬について備蓄方法や災害対策など不安なことがあれば、いつでも当薬局の薬剤師にご相談ください!