みなさん、こんにちは。薬剤師の佐藤です。
今回はマスク・うがい・手洗いについて現在分かってきている知見をご紹介いたします。
1.マスク
素材ですが、不織布>布>ウレタンの順に効果があります。同じ素材でも顔にフィットしているマスクを選ぶことが重要です。次に、マスクは他人にウイルス吸入を減少させる効果より、自分がウイルス拡散を防ぐ効果がより高くなります。つまり、万が一感染してしまった場合、相手がマスクをしていても自分がしてなければ相手にうつしてしまう可能性が高いということです。
2.うがい
新型コロナウイルス感染経路は接触感染と飛沫感染ですが、どちらの場合も最終的に粘膜に付着することで感染します。しかし、付着したウイルスがすぐに体内に侵入するわけではありません。詳しいことはまだ分かっていませんが、インフルエンザウイルスの場合、粘膜に付着してから20分程度で侵入すると言われていますので、同程度と考えると、感染リスクが高い状況でも、20分に1回しっかりうがいをすれば感染リスクを大幅に減らすことができると考えられます。
3.手洗い
ウイルスは水で洗い流すことでかなり数を減らすことができます。手指に付着しているウイルスは流水による手洗いだけで1/100に、石鹸で10秒もみ洗いし流水で15秒すすぐと1/10000に減らすことができます。帰宅後の手洗いが推奨されるのはこのためです。
マスク・うがい・手洗いは新型コロナウイルスのみならず、インフルエンザ等、他の感染症も含め、感染予防の基本になります。普段から心がけてしっかり予防していきましょう!
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