今年は雪が多いです💦
雪の中ご来局いただいた患者様のために、通路や駐車場の雪かきをするのですが、翌日の筋肉痛は確定です💦
ながせ薬局管理薬剤師、41歳石川です💦
また、先日大きな地震がありましたね(ノД`)・゜・。
被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
今回は、何か災害が起こるたびにしつこく啓蒙をしているのですが、おくすり手帳についてです📕
今ではかなり多くの人に認知され、日常的にご利用いただいている方も増えてきていますが、まだまだ認識不足の方もおられるようですので、今一度おくすり手帳の有用性についてお伝えさせていただきたいと思います。
・なんの役に立つの?
まず、おくすり手帳とは、患者様自身が現在や過去にどのようなお薬を服用しているか?または服用していたか?を医療機関が速く正確に確認するツールです。
これをお持ちいただくことで、病院でお薬を処方してもらう際や、薬局でお薬を調剤する際に、飲み合わせの悪いものがないか?をチェックすることが出来ます。
また、過去に副作用が出たことのある薬を記録しておくことで、その同じ薬はもちろん、似たような副作用が出る可能性のあるお薬に関しても慎重に検討することが出来ます。
まれに「自分で飲んでいる薬は自分で把握しているので必要ない」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、薬の名前を正確に覚えるのは結構難しく、似たような名前の薬はたくさんあるので、口頭では案外正しく伝わらないことが多いです。
さらに、今回冒頭でも書いたのですが、地震や大雪などの災害の際にもおくすり手帳はとても役に立ちます。
「急いで避難したためお薬をもってきていない」「避難先で毎日飲んでいるお薬がなくなってしまった」
などでお困りの際、おくすり手帳を持っている事で、迅速にお薬を処方することが可能です。
なので、おくすり手帳は、お財布や保険証などと一緒にいつでも持ち出すことが出来るように、常に準備をしておいていただくことをお勧めします。
また、今ではスマホやタブレットなどで確認することが出来る、電子おくすり手帳なんてものもありますので、利用出来る方はこちらもお勧めです。
・お金かかるの?
実は少し前まで(3年ほど前まで)は薬局でおくすり手帳を利用すると、基本料金に追加でお金がかかっていました。
しかし現在では逆に、薬局で調剤をする際におくすり手帳を持参すると、基本料金が安くなるようになりました。
同じ薬局に前回の来局から3か月以内の場合、等いくつかの条件はあるのですが、基本はおくすり手帳を持っていない方が高くなってしまうという認識で間違いありません。
当初は「おくすり手帳の確認に手間がかかるため追加料金をいただきます」というスタンスだったのが、「おくすり手帳を持ってきてもらえれば併用薬や副作用の確認が楽になるのでその分安くさせていただきます」というスタンスに代わりました。
これは全国一律の決まりなので、どの薬局にかかられてもこのルールは変わりません。
まれに今でも勘違いされている方がいて、おくすり手帳を使うと金額が高くなると思い込んでいる方がおられます。
今は逆ですのでご注意ください。
もちろん、安くなるのでというだけではなく、おくすりを安全にご利用いただくために持参をしていただきたいのですが、金銭的にも損をすることはないので、ぜひ面倒でもおくすり手帳をご利用ください。
今回は以上です‼
長文失礼いたしましたm(_ _)m