みなさん、こんにちは!薬剤師の佐藤です。
私自身が最近相談にのって解決した事例がありましたのでご紹介します。大事な睡眠のお話です。
睡眠は人間が絶対に我慢することのできないことの1つです。1日すら我慢することが難しいことってそうそうないです。健康のためには食事・運動より大事だという事ですね。そのくらい重要なのですが、現代人は睡眠を削ろうとすることが多い上に、寝る前までスマホを見て脳に刺激を与えているので睡眠の質が下がり、慢性的な寝不足になっている方が多いと思います。睡眠不足で脳がしっかり機能していないということは、自律神経系の働きも落ちます。つまり、体の機能は本来の力を発揮できなくなると考えられます。
比較的若い患者さんでも寝つきが悪いと悩まれている方が多くなったように思います。そこで私が普段患者さんに確認していることがあります。
毎日湯船につかって、体をしっかり温めてから、体が冷えないうちに布団に入って目をつむっていますか?
やっていない方はぜひお試し下さい。この状況が作れれば疲れている状態で目をつむって30分起きていることは難しいと思います。寝つきがかなり良くなるはずです。逆にこれをやって疲れているのに眠れない場合は、不眠症の可能性も考えられますので受診をおすすめします。
人間は体が冷えた状態で眠ることは難しいです。寝ると体温が少し下がることはご存じの方も多いと思いますが、それは人間が眠る時に熱を放出するからだと知っている方は少ないように思います。みなさんも寝ようとしている時はすごく暑いと感じるのに、いざ寝てしまうと体が冷えて起きることがあったりすると思います。
ご相談された方は30代でした。不眠で悩んでいましたが、このことを実践したらいつの間にか寝ていたそうです。全員がそうとは言いませんが、少なくともこれだけで改善する方がいるのは確かです。
やはり冷えは万病の元です。寝る前も寝ている時も体を冷やさないこと。このことを気を付けるだけでも体の調子は変わってくるはずです。