ながせ薬局管理薬剤師の石川です(*’ω’*)
当薬局のある揖斐郡谷汲地区でもようやく新型コロナウイルスワクチンの接種が始まります。
まずは高齢者の方から開始となりますが、出来るだけ早く希望者全員が摂取出来るように、我々薬剤師も出来る範囲で協力をしていく予定です。
さて話は変わりますが、今日は患者様からよく言われる「薬の服用に関する勘違い」について書いてみようかと思います。
ほとんどの方は思い当たるフシはないかもしれませんが、もしも周りでこういう考え方の人がいたら、こっそり教えてあげてください(*´з`)
勘違い① 血圧が高くない日は薬飲んでないよ(^^♪
本来の来局予定日よりも数週間遅れて来局された方に、理由をお伺いした際に言われる事があります。
どうやら、調子に合わせて飲んでるから毎日は飲んでいないとの事のようです。
これは実はあまりよくありません。
血圧の薬や血糖値を下げる薬など、体の中のお薬の濃度を一定に保って効果を発揮するお薬は、飲んだり飲まなかったりを繰り返す事で効果を発揮しにくくなります。
もちろん極端に血圧が下がっていて明らかにフラフラするような日でも飲んだ方がいいとは言いませんが、そんな場合は主治医の先生に相談をして薬の変更を検討した方がいいので、基本的には継続して服用するように心がけて下さい。
それとは逆に、睡眠剤や痛み止めなどの薬に関しては、むしろ毎日継続して服用する必要はありません(一部例外はあり)。
例として睡眠薬に関して挙げますが、無理やり眠る必要もないのに、眠れない不安に駆られて毎日飲んでいるという話をよく聞きます。
それぞれの事情もあるとは思いますが、生活サイクルを整えて自然な睡眠を得られるようにする方がよっぽど有効なので、お悩みの方は是非ご相談ください。
勘違い② 他でもらった薬があるんだけど、タイミングずらして飲んだからいいよね(-_-;)?
これもよく聞きます。
これに関しては、実際飲み合わせの悪い薬で無ければ特に問題はないのですが、実は飲み合わせが悪い薬同士を自己判断でタイミングをずらして飲んでいるという場合、最悪の事態も考えられますのでご注意下さい。
絶対に一緒に飲んではいけない薬の組み合わせというのは、多いようで実はそんなにたくさんありません。
その分、併用禁忌と呼ばれる組み合わせの薬を同時に飲むと、本当に最悪の事態を招くことがあります。
服用のタイミングを少しずらしたところで変わりません。
ダメなものはダメです。
甘く見て自己判断で服用せずに、併用薬がある場合は必ず医師や薬剤師に相談して下さい。
少し長くなってしまったので、今回はこれくらいにしておきます。
他にも勘違いは色々ありますので、今後も思い付いたものを挙げていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。