カルシウムがたくさん入っている飲み物と言えば?骨に良い飲み物と言えば?と聞かれれば牛乳と答える方が多いと思います。牛乳は体に良いと思っている人が多すぎると前から思っていました。
テーマとしては骨粗鬆症の予防ですが、牛乳の害についてお話ししたいと思います。
まず、牛乳はたくさんカルシウムを含んでいますが、脂肪が多くカルシウムの吸収を阻害してしまうため、あまり吸収されず排出されてしまいます。実は日本より牛乳を飲んでいるアメリカ・ヨーロッパ等の国々でも骨粗鬆症は全然減っていません。むしろ日本人よりずっと多いくらいです。他にも人種、食事や文化の影響もあると思いますが、牛乳では解決にならないことを示していると思います。カルシウムを摂るなら小魚が確実です。カタクチイワシやシラスなど骨ごと食べられるものを積極的に摂りましょう。
牛乳の全てを否定するだけの知識はありませんが、「市販」の牛乳は体に悪いと考えています。牛乳はすぐに腐ってしまう飲み物であまり日持ちしません。それを長期間販売できるように牛乳を酸化させて腐らないように加工しています。乳脂肪分を細かくする処理をする時に、脂肪が酸化します。酸化って分かりますか?簡単に言うとわざと牛乳の質を悪くすることで雑菌が食べにくく(腐りにくく)しているわけです。酸化した食べ物は体に悪いです。同じ油を何回も使いまわして、酸化した油で作った料理を食べるのと同じです。
酸化した牛乳を飲むと腸が傷ついて、絨毛にごく微小な穴があいてしまうと言われています。そもそも、牛乳飲んだら下痢する人多いですよね?私もそうです。体が拒否しているわけです。それが体に良い訳ないです。体の中で大事な免疫や食事の吸収を担っている腸が傷つくのです。与える影響が大きいことは想像に難くありません。
冷静になって考えてみてください。乳牛は1年で約6000kgもの牛乳を作ります。子牛を育てるための量ではないことは明らかですよね?これ、母乳だったらどう思いますか?わが子に適切な栄養が行くと思いますか?お母さんなら分かると思います。授乳中はくたくたですよね?母乳を通じ大量の栄養やエネルギーを赤ちゃんに与えているからです。昔の牛乳と今の牛乳は質が全然違うと思います。
本来の牛乳は栄養価が高く非常にすぐれた飲み物なのですが、おそらく、人がそのまま飲むことは難しいはずです。そのまま飲むと害がある。しかし、栄養価が高いので何とかして人が摂取できるように発酵させてチーズにして食べていたと考えています。アジア圏の大豆と同じですね。発酵≒無毒化であり、人類が発明した安全な加工技術なのです。今はそれを無理やり大量生産し、さらに無理やり加工していると考えています。