
一般的には2月~4月のスギ花粉が有名ですが、9月~10月になると花粉症の患者さんが増えます。
花粉は年中飛んでいますので、いつ花粉症の症状が出るかは分かりません。
すでに花粉症と認識されている人は、時期がずれても、あれ?花粉症か?となるのですが、自分は花粉症ではないと思っている人の場合は、まさか9月に花粉症になると思っていなくて、ちょっと風邪気味かな?と、気づいていないケースもあるのではないかと思いました。
一般的に花粉症と言えば、鼻水・くしゃみ・鼻づまり・目のかゆみが起きやすいのですが、花粉症はアレルギー、つまり免疫反応が起きていますので、細菌やウイルスに感染した時と同じように、様々な症状を起こすことがあります。毎年この時期なると調子が悪いな…と思っている方は、もしかしたら風邪ではなく花粉症かもしれません。
のど・耳・鼻の痛み・かゆみ
粘膜に炎症を起こしますので、痛みやかゆみの症状が出ることがあります。鼻はイメージしやすいと思うのですが、のどや耳も繋がっていますので、同様に起きることがあります。
咳・たん・のどのイガイガ
鼻に起きやすいというだけで、咽頭炎として症状が出る場合もあります。
微熱・倦怠感
熱は風邪を引いた時の代表的な症状ですが、もちろん花粉症でも同じことが起きます。ただ、高熱になることはなく、微熱が続くのが特徴です。
鼻水・鼻づまりに伴って、微熱・咳・痛みがある場合は、花粉症だと分かりやすいですが、鼻水があまり出ないケースだった場合は、他の症状が目立ってなかなか気づかない可能性もあります。風邪かな?と思っても、その後も症状が続くようであれば、もしかしたら花粉症かもしれません。