食中毒は梅雨や夏の時期だけではありません。いつも注意しましょう!!
じめじめした梅雨、暑い夏に食べ物をそのまま置いておくとすぐに腐ってしまい、食中毒に注意する季節です。しかし、それは細菌性食中毒の話であって、食中毒自体は年間を通して発生しており、季節で大きな差はありません。
春や秋は山菜、キノコなどの自然毒による食中毒、冬はノロウイルスなどのウイルス性食中毒、アニサキスなどの寄生虫による食中毒は年間を通して発生しています。
新型コロナウイルスで取り沙汰された飲食店ですが、食中毒に関しても注意が必要です。昔と違い外食が一般的になった近年では、毎年食中毒の発生件数の1位は飲食店、2位が家庭になります。飲食店で食中毒が多い理由は、トイレで手に付着することだと言われています。また、ブッフェ・バイキング形式のところは、新型コロナの影響からビニルシートなどで覆われるようになりましたが、それでも完全に防ぐには不十分であることは感覚的に理解できると思います。魚介類を扱うお店では、アニサキスの感染が多いです。
食中毒予防の観点からすれば、トイレが従業員とお客さん共用のところは避ける、トイレの出入り口がドアノブのところは避ける、ブッフェ・バイキング形式は避ける、魚介類(寿司のように切ってある場合は除く)の生ものは避けるということになります。

