前回、意外と暑さを感じる季節だからこそ、外食で注意したい食中毒の話をしました。
今回もじめじめとした毎日が続くこの時期に、身近で注意したい食中毒についてお話ししたいと思います。
食中毒は御覧のように3、6、10月に多いです。特に6月と10月は湿気や気温が高く、細菌が繁殖しやすい季節となっております。
1つ目は、ウェルシュ菌です。前回十分な加熱という話をしましたが、しっかり加熱するだけでは死滅しにくい細菌もあります。それが、ウェルシュ菌です。この菌は嫌気性菌に分類され、その名の通り空気が嫌いです。
代表的な例として、カレー、真空パック等で発生することが多いです。カレー屋さんで集団食中毒がたびたび起きているのをご存じでしょうか?その原因となるのがこの菌です。
できる対策としては、十分加熱することに加え、鍋底からかき混ぜて空気を含ませましょう。焦げ付き防止にもなります。
2つ目は、カンピロバクターとサルモネラです。こちらもたびたびニュースや新聞でも話題になっているかと思います。カンピロバクターは新鮮な鶏肉に多く、サルモネラは時間がたつと増えていきます。これらは十分な加熱をすることで食中毒リスクをかなり下げることができます。しかし、不十分な洗浄でまな板や調理器具に付着した菌が増えることで、食中毒のリスクになります。
対策としては、しっかりと洗う。調理器具の加熱殺菌を定期的に行いましょう。
いかがでしょうか。
食中毒は年間を通して発生するものです。時期によって発生原因が大きく変わっているのもポイントです。
家事の中でも洗い物や調理は毎日行うことです。大変な思いをしないよう気を付けていきましょう。
参考になるページを載せておきます。