株式会社ながせの石川です。
第一回、第二回と、少なからず「読んだよ」という反応をいただいており、つたない文章にも関わらずこうしてお読みいただけることをとてもうれしく思うと同時に、自分にもっと文才があったらなぁ、、などと思う次第であります。
さて、第一回では社長になるのに大きな影響を受けた出会いについて、第二回では自分が社長になろうと思った理由の振り返り、について書いてみました。
第三回はどんなことを書こうかなと考えていたところ、今回はこの「社長の履歴書」を書こうと思ったきっかけについて書いてみようと思いました。
どうぞお付き合いください。
社長の履歴書ということで書き始めたこのコラムですが、ある一つのきっかけがあって始まりました。
そのきっかけとは、弊社の求人に応募してくださったある求職者さんとの面接です。
私の方は面接にあたって求職者さんの過去の経歴を知るために履歴書を拝見させていただくのにも関わらず、相手は私の過去を知ることが出来ないのはフェアじゃないし、そんな人物に面接などしてほしくないのではないか?と、ふと考えたことがきっかけでした。
その考えが浮かんでからというもの、私は面接の際に自分の素性について求職者さんに積極的にお話をするようになりました。
自分の学歴や職歴、家族構成や趣味など、求職者さんの履歴書から得られた情報に関して、極力自分の情報も同じように開示する(知りたいかどうかは別として笑)ようにしていました。
こうすることで、私という人物のことを知ってもらい、ひいては私が代表を務めるこの会社に対しても少しだけでも安心してもらえるのではないかと考えました。
自分としては自分のこの面接のやり方にはとても自信を持っており、おかげさまで私を信用して入社してくださった方がたくさん、今でも会社のために働いてくれています。
ただ、問題はこの後で、店舗を拡大するにあたって必ずしも私が全ての面接に顔を出すということは(現実的にまだ不可能ではありませんが)管理者の育成という面から好ましくはありません。
すると、私ではない誰かが求職者様の面接をすることになるのですが、そうなるとこちらはこの会社の社長がどんな人物なのかもわからないのに求職者様の履歴書だけを拝見することになってしまいフェアではなくなってしまいます。
そこで何かいい方法はないかと思い考えたのがこの「社長の履歴書」でした。
はじめは単純に本当の意味の履歴書をそのままHP上に乗せようとも思ったのですが、ただそれだけでは私という人間がどのような人物なのかを知っていただくには不十分なのではないかと考え、それならいっそコラムとして連載をしていくのはどうかと思いこのような形に行きつきました。
その結果、求職者様だけではなくこのHPを訪れていただいた方に興味を持っていいただいて「読んだよ」というお声をいただけるようになりました。
HPは会社の顔とも呼べる大切な発信ツールだと考えていますが、そこに発信者の姿が見えなければそれはただの文字や写真の羅列になってしまい、本当の会社の顔は見えてこないと考えています。
弊社のこのHP内において、少しでも顔の輪郭が見えてくるようなコラムになるよう今後も続けていこうと考えておりますので、ぜひ今後ともお付き合いいただければと存じます。