自分のために良かれと思ってしてくれた行為に対する考え方
わたしが日々会社を経営していく中で、いろいろな人からさまざまな好意を感じることがあります。
それは従業員からだったり、お客様からだったり、家族からだったり、時には全くの他人からだったりで、その時その時のその気持ちにとても嬉しくなります。
ただ、もちろんその中には、正直言って自分には役に立たなかったと感じてしまうことも残念ながらあります。
役に立たないだけでなく、むしろ逆効果だったり、余計な手間だけ増えてしまったり、意図がズレていると感じてしまうことも多々あります。
今回はそんな時自分の気持ちをどこに持っていくようにしているか、というお話です。
まずわたしの考え方としては、その行動が自分にとって役に立ったかどうかと、その人が良かれと思って動いてくれたという事実とは、全く別の視点で考えようという事です。
言い換えると、まずはその気持ち自体に感謝をしよう、と考えるようにしているという事です。
結果よりも気持ちを重視するのです。
たとえその行為が結果的に失敗だったり的外れだったとして、自らが不利益を被ることがあったとしても、目の前にいる人のためにという気持ちで動いてくれた人の行為を悪く受け取りたくないと思っています。
結果がどうだったかは置いといて、です。
こういうことを言うと、よくあるただの綺麗事を言っているだけのように聞こえるかもしれませんが、わたしは決して綺麗事を言いたいわけではなく、今まで経営に携わってきた経験から、結果これが1番自分が得をする考え方だと思っているからです。
人に感謝できる人には、自然と人が集まってきます。
そして、人が集まるところには、必然的に情報もチャンスも、さらにそれに伴って運も集まってきます。
目先の利益だけの観点で、自分の役に立ったか、自分にメリットがあったか、だけで判断をする人からは必然的に人が離れていきます。
そしてそれに伴い自然と運が離れていきます。
経営者という立場になると特に感じますが、この人のために動きたいと思ってくれる人というのは本当に貴重な存在です。
わたし自身、自分ひとりだけでは何も出来ない事を本気で理解して認めているからこそ、自分を助けてくれる人の存在の大切さを心の底からわかっています。
そしてそれは特別な能力というわけではなく、ただただ人に感謝をするという姿勢の問題です。
私たちはどうしても、効率や結果と言った目先の利益を優先してしまいがちです。
これは意味がなかったなとか、この人は役に立たないとか、余計なお世話だったとか、ついついそんな評価軸だけで見てしまう時があります。
ただ、もしそこでこちら側から一方的に切ってしまうと、その人が持っていたかもしれないもっと別の価値を永遠に失ってしまうことになります。
会社を経営していると、どうしても他人の好意を「コスト」で捉えてしまうことがあります。
でもまずは、たとえ結果がどうであれその人がわたしに向けてくれた気持ちに感謝をしようと思っています。
結果に対する評価というのはまた別軸で考えれば良いのです。
人の好意をただ素直に受け取るということは、自分の心の負担を減らす一番の方法でもあります。
そう考えた方がストレスを溜めなくていいし、結果自分の人生を豊かにするための考え方だと常々思っています。