約束の重さを甘く見ない
今回は、すごく当たり前の事であり、みなさんそれぞれ気をつけてはいるのではないかと思う「約束」についてのお話です。
例えば、また連絡します、◯◯時に集合ね、来週中くらいまでには出来ます、等、普段からこうした軽い口約束を特に深く考えずにしてはいないでしょうか?
日常的すぎて全く自覚すら持たずに口にして、約束した事すら忘れて、当然のように無かった事にする事もあるかもしれません。
このようないつもの日常に潜んだ軽い口約束が、知らないうちにあなたの価値をとんでもなく下げてしまっているかもしれません。
まず大切な事として、簡単な口約束であっても、約束をすること、予定を決めることは、立派な契約なのだという事です。
契約書がないというだけで、そこに責任はちゃんと発生しています。
むしろ人と人との関係では紙に書かれていないからこそ、あなたのその口から発せられた言葉そのものが信用の担保となり、言い換えれば、あなたという人間を契約書に置き換えているのです。
にもかかわらず、約束を破った本人には全く悪気はない場合も多いと思います。
忙しかった、忘れていた、仕方なかった、など、それぞれ何らかの事情があるのかもしれません。
しかし、約束を破られた側はこう感じます。
この人にとって自分との約束は破棄しても問題ないもので、自分はその程度に低く見られている
これは被害妄想でもなんでもなく、人間関係においてごく自然に湧き上がる感情です。
約束を軽く扱う人は、相手の時間も、立場も、誠意も軽く扱っていると受け取られます。
そして、一度の契約違反が与えるダメージは思った以上に大きいものです。
今まで長い時間をかけて積み上げてきた信用も失う時は一瞬です。
さらに、悪気がない人ほど、いつのまにか信用を失ってしまっているという事実に、取り返しがつかなくなるまで気がつくことが出来ないものなのです。
私も、仕事でもプライベートでも今までに多くの人を見てきましたが、これだけははっきりと言える事があります。
それは、仕事ができないという事よりも、約束を守らない人の方が信用を失うのは圧倒的に早いという事です。
能力は成長でカバーできます。
ミスも経験になります。
でも、一度信用が崩れるとチャンスそのものが回ってこなくなります。
逆に、約束を守り続ける人というのは、目立たなくても、確実に信頼を積み上げていく事になります。
安易な約束はしない。
守れない可能性があるなら、最初から言わない。
そして一度やると言った事はそれはもう契約を結んだのと同じと考えて、誠意を持って実行に移す。
万が一約束を守れなくなる事があった場合、いかなる理由においても信用を失ってしまう覚悟で、よく考えてから約束を交わす。
これらはとても大切な事だと思っています。
厳しい言い方かもしれませんが、自分の言葉を軽く扱う人間は、人間関係でも、仕事でも、確実に自分の首を絞めます。
信用とは才能によって得るものではなく、毎日の言葉と行動でコツコツと積み上げていくしかありません。
だからこそ、常にいかなる時も自分の言葉には責任を持つべきだと自分に言い聞かせています。
それが社会で生きていく上での最低限の礼儀であり、逆に言えばそれを積み上げることがいずれはとても強い武器になるのだと思います。