こんにちは、ながせ薬局にしぎふ店のKです。
先日、愛知県薬剤師会主催の在宅医療対応研修事業に参加しました。
テーマは
『薬剤師が知っておきたい栄養の知識~栄養とリハビリ フレイルになる前にできること~』
今回の研修会はフレイルになる前にできるリハビリ・栄養についての大切さについて、『看護師、言語聴覚士、理学療法士』という3名の講師を招いて、多職種の視点からの学ぶことができる大変有意義な研修会でした。
そもそも『フレイル』とは?
わかりやすく言えば「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。
高齢者のフレイルは、生活の質を落とすだけでなく、さまざまな合併症も引き起こす危険があるとも言われており、介護が必要となる前段階の状態を指す言葉と言われています。
しかしながらフレイルは、早く介入して対策を行えば元の健常な状態に戻る可能性があります。
いかにフレイルになる前、あるいは早期に対策を行うことが重要かお分かりいただけるかと思います。
研修では薬剤師の立場として薬局にお越しいただく患者様にできるアドバイスをいくつか学びましたので、ここで少し具体的にお示ししたいと思います。
〇食事について
最近食べられない、痩せてきたかも→食事量の不足が原因※高たんぱく、高エネルギー食※
サラダチキン、卵サンド、ツナマヨおにぎりなどコンビニでも手軽に買えるものを取り入れる
食欲がないとき→プリンや栄養補助ゼリー、ナッツや甘酒など取り入れるだけでもOK
完璧じゃなくていい!続けられる食事が一番!100点満点より60-70点を継続することが大切
〇運動について(嚥下リハビリ)
薬が飲み込みにくい、食事中によくむせる→口や喉の衰えが考えられます
- パタカラ体操(パ・タ・カ・ラを1音づつあるいは連続で言う)
- のどイー体操(イーと口を大きく横に広げて言う)
- ブローイング(水を入れたコップをストローで吹く)
- 嚥下おでこ体操(おでこを手で押す)

なお、錠剤のお薬の飲みにくさについては、口腔崩壊錠(ラムネのように溶ける薬剤)や粉薬、水薬等への剤形変更のご提案で飲みにくさを改善することもできます。
そのようなお悩みがありましたら、ながせ薬局各店の薬剤師にお気軽にお問い合わせください。
〇運動について(椅子を使った全身リハビリ)
①かかと上げ運動(歩くスピードを改善)椅子につかまりかかと上げ10回行う
②足全体後ろ上げ運動(おしりの筋力UP)椅子につかまり膝を曲げずに片足全体を後ろへ10回ずつ上げる
③シット・トゥ・スタンド運動(足全体の筋力UP)椅子に座ったまま足を肩幅に開き、できるだけ膝を前に出さないようゆっくりと立つ。これを10回行う

いかがですか?無理のない範囲で1つでも出来そうなものはありましたか?
毎日の小さな積み重ねではありますが、特に高齢者の方の生活の質を保つにはその積み重ねが大切になってきます。 これを読んでくださったことをきっかけに1つでも実践し、毎日の生活に取り入れていただけたなら嬉しく思います。
厚生労働省 WEBマガジンでも取り上げられているフレイル予防、ぜひご参照ください!
『健康長寿に向けて必要な取り組みとは?100歳まで元気、そのカギを握るのはフレイル予防だ』